「心を酔わす」
「心を酔わす」
呑む人の心を明るく円満にすることを大切に、日々の生活の愉しみや喜びとなるうまい焼酎づくりのため、今日も変わらず真摯に取り組む職人の姿。毎日運ばれてくる新鮮なサツマイモを選別・切り分けして蒸し、細かく砕き、一次モロミに加える。一つ一つの工程に丁寧な造りを心がけ「心を酔わす焼酎づくり」を目指し、愛され飲まれ続ける「うまい焼酎」をつくり続けていく。
「自然の偉大さ」
酒造りはその土地の文化であり、その土地の自然の恩恵をあずかるものである。酒造りに欠かすことのできない「水」「微生物」「農作物」そのすべてが自然が生み出すものである。酒造りに携わることで、人間の無力さと自然の偉大さを感じさせられる。
「微生物との会話」
焼酎造りは微生物の力なくして成しえない。微生物の発酵の力をいかに最大限に引き出すか。微生物は言葉を発しないが発酵という形で表現してくれる。今、何を語りかけているのか。その声を蔵人は聞き取ることができる。
「一期一会」
同じ原料を使い、同じやり方で仕込みを行っても、寸分狂わず同じ味、同じ香りの焼酎ができることはない。仕込みの時期は、毎日が苦悩の日々である。だから、おもしろい。だから、やめられない。